
マンガ『いつかティファニーで朝食を』をご存知ですか?
テレビドラマ化もされ、13巻まで出ていて、今も連載中です。私の好きなマンガのひとつです。アパレルメーカーで働く主人公の麻里子とその友達・バーの雇われ店長の典子、二人の子どもを育てる主婦の栞、ヨガインストラクターのリサの人生を描きながら、実在するお店の朝食を食べてストレスを解消していくといったストーリーです。で、これが英語に関係あるの? といった話なんですが、あるのです。
「もう31歳なんだから……」「行ってもムダ」という周りの声がありながらもニューヨーク語学留学を決意した典子こと、のりちゃん。9巻からのりちゃんのNYでの生活が始まります。漫画では、現地の人との英語での会話が描かれています。そしてもちろんNYの美味しい朝食も登場します。下記はNYの卵料理専門カフェ、その名も「egg」に行った時のやりとりです。店員: 「Hello! Good morning! For one? いらっしゃいませ! ひとり?」のりちゃん: 「Yes! はい」
店員: 「How about this table here? この席へどうぞ」「Here's the menu for you. どうぞ(これがメニューです)」
のりちゃん: 「Thanks! ありがとう!」
店員: 「Have you decided what you want? 注文は決まった?」
のりちゃん: 「Yes! I'd like to try Grits and Eggs, please はい。私は『グリッツアンドエッグ』を」
「グリッツ」とは乾燥させたとうもろこしを挽いた粉で作ったおかゆ」とのことです。
こんな感じでのりちゃんが主役の回では、英語の会話がたくさん出てきます。マンガで出てくる英語って、なんちゃって的なものが多いけれど、この『いつかティファニーで朝食を』では、けっこうきちんと英会話のやりとりが描かれています。
英語のためのみならず、NYの美味しい朝ごはんを食べられるお店も紹介されるので、オススメのマンガです。さらには物語自体も、それぞれのアラサーの悩みが特に解決されるわけでもなくちょっとずつ前に進んでいくところがリアリティあってよいです。
本日は岩田がお送りしました。