
こんにちは、M.Mです。
皆さんはどのように新しい情報を記憶しますか!?
一般的に馴染みのある学習方法は、
一つの事を、何度も繰り返し練習したり、
集中的に覚えたりするアプローチですが、
これを
「ブロック・プラクティス(集中的練習)」
と呼びます。
(UCLA; カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究に基づく。)
たとえば、
何時間も続けて英単語の勉強をしたり、
テニスのレッスンでサーブだけを練習したりするのが、
それにあたります。
しかしながら、
お薦めしたいのはこの方法ではなく、
「インターリーブ(同時並行)」
と呼ばれる別の学習方法です。
これは、
複数の情報やスキルを混ぜ合わせて学習する方法
です。
UCLAで研究されている
インターリーブ・アプローチ
を取り上げ説明します。
まず被験者に2つのグループに分かれてもらいます。
一方のグループにはブロック・プラクティス形式で画像を見せます。
(ある画家の6つの画像を続けて見せてから、
次の画家の画像に移る形式)
別のグループにはインターリーブ形式で画像を見せます。
(複数の画家の画像を混ぜて見せる形式)
その後、2つのグループの被験者に、
先ほど、見せていない絵を見せ、
それがどの画家のスタイルかを認識できるテストします。
すると、
インターリーブ形式のグループが
60%前後の正解率に対し、
ブロック形式のグループは
30%前後にとどまるのです。
また、
この実験を受けた人の70%が
この結果は想定外と答えています。
さて、
インターリーブに効果があるのはなぜでしょう?!
それは、人間に本来備わっている
「パターン」
と
「それから外れたものを認識する能力」
をうまく利用しているからです。
また、
すでに知っている情報
と
新しい情報
を同時並行で学習すると、
情報を定期的に見直せるという利点もあります。
例えば、
テニスの練習で言うなら、
今日はフォアハンド、
明日はバックハンド、
明後日はサーブ、
といったレッスン内容ではなく、
1回のレッスンで全部を練習しましょう。
英語なら、
スピーキング、
リスニング、
ライティング、
リーディング、
この4つのスキルを
それぞれ学ぶのではなく、
組み合わせて学習してみましょう。
音読しながらリーディング練習。
ついでに自分の声を聞くので
リスニング練習にもなり、
もちろんスピーキング練習にもなってます。
そして、
声を出して読めるということは、
実はライティング練習にもなっているのです。
単語なら、
すでに覚えている単語
と
新しい単語
を組み合わせて学習すると良いでしょう。
皆さんも是非、
この
「インターリーブ(同時並行)」
をお試しください。
本日も最後まで読んで下さりありがとうございました。
M.Mがお送りしました。